石川県道45号金沢鶴来線(かなざわ つるぎ せん)

 


・金沢と白山比咩神社とを結ぶ「鶴来街道」にあたる。

 「鶴来街道」の起点にあたる「蛤坂(はまぐりさか)」(現・国道157号犀川大橋詰南詰)から

 「六斗の広見(ろくとのひろみ)」の区間は,藩政初期の元和年間を中心に,藩命によって寺院が集められた。

 門前には多くの町家が建ち並び,参詣客や街道を往来する人々で大変賑わったとされている。

 現在もこの区間は,寺院(「妙立寺」=通称「忍者寺」が特に有名)や伝統的な町家が残り,金沢市の「こまちなみ旧蛤坂・泉寺町区域」に指定されている。

・現在の起点,金沢市野町広小路交差点から寺町地区にかけては,寺院が建ち並ぶ中を通過する。

 旧来の鶴来街道も,金沢市犀川大橋詰南詰(国道157号上)〜蛤坂交差点〜円光寺2丁目にかけて並走している。

・金沢泉野図書館や金沢泉丘高校など文教施設がある泉野・泉ヶ丘地区,円光寺,山科,高尾,光が丘,四十万など

 金沢市南部の住宅地を通過する。

・白山市鶴来地区に入ると,獅子吼高原の西端を沿うように田園地帯を通る。沿道には,金沢村田製作所がある。

・白山市月橋交差点以南からは,鶴来地区の中心部に入る。

 沿道には,鶴来警察署(月橋交差点角),市役所鶴来支所,北国銀行鶴来支店(鶴来本町交差点角)などがある。


車線数:

・金沢市野町広小路交差点(起点)〜寺町5丁目交差点=片側2車線

・金沢市寺町5丁目交差点〜窪3丁目交差点=片側1車線(対面2車線)

・金沢市窪3丁目交差点〜四十万町北交差点=片側2車線(中央分離帯あり)

・金沢市四十万町北目交差点〜白山市天狗橋交差点(終点)=片側1車線(対面2車線)


沿革:

・古くから,金沢(尾山)と白山比咩神社とを結ぶ「鶴来街道」として利用されていた。

 現在でも,鶴来街道の道路元標が,蛤坂交差点付近などに見られる。

1960年10月15日:「整理番号94 小柳金沢線」認定。

1982年7月9日:「金沢鶴来線」に名称変更。

・国道157号鶴来バイパスの開通により,終点を鶴来本町交差点から,現在地へ移動。


(最終更新日)2011年9月8日木曜日

種類:主要地方道


起点:野町広小路交差点(金沢市野町1丁目45番1地先)



終点:天狗橋詰交差点(白山市鶴来大国町オ144番69地先)



総延長:11,076m


概要:金沢市中心部の野町から,白山市鶴来地区を結ぶ路線。