石川県道27号金沢井波線(かなざわ いなみ せん)
石川県道27号金沢井波線(かなざわ いなみ せん)
種類:主要地方道
起点:石引1丁目交差点(金沢市石引1丁目606番1)
終点:五領島交差点(富山県南砺市山見329)
総延長:
15,310m(石川県内区間の実延長)…(1)
15,575m(富山県内区間の実延長)…(2)
(1)と(2)の合計=30,885m
概要:金沢市小立野台にある石引から,金沢大学角間キャンパスや同市二俣地区,富山県南砺市福光地区を経て,同市井波地区へ至る路線。
2010.07.15 撮影
*石川・富山県境
・『道路現況調査資料(富山県)』では,終点が南砺市の五領島交差点(富山県南砺市山見329)となっている。しかし実際には,その先も富山県道21号井波城端線と重複後,南砺市井波本町1丁目から井波本町4丁目(国道471号交点)までの瑞泉寺門前通りも県道27号と標識で指定されている。
[写真]南砺市井波本町4丁目(国道471号交点)
・起点の金沢市石引より,小立野トンネルと天神高架橋で小立野台地を下る。
小立野トンネル付近は,金沢大学の宝町キャンパス(医薬保健学域・医学類)や
鶴間キャンパス(医薬保健学域・医学類),金沢美術工芸大学がある。
・金沢市角間地区には,金沢大学(角間キャンパス)がある。
・清水町から田島町の1.4kmは,現在急勾配の峠越えとなっているため,トンネル掘削工事中。
・標識がある県境より富山県側(東)へ約530m進んだ地点に舗装面の区切れがある。
ここから,約230m間は石川県金沢市砂子坂町地内を通る。
この約230m区間では,縁石の反射板のポールに「石川県」と表示されている。
・富山県南砺市福光地区から同市井波地区の間は,砺波平野南部のやや小高い田園地帯を走る。
車線数:
・石引1丁目交差点〜田井町交差点=片側2車線(小立野トンネル,天神高架橋の区間は,中央分離帯あり)
・田井町交差点〜鈴見交差点=片側2〜4車線
・鈴見交差点〜もりの里1丁目交差点=片側2車線(中央分離帯あり)
・もりの里1丁目交差点〜石川・富山県境〜富山県南砺市井波本町4丁目(終点)=片側1車線(対面2車線)
沿革:
・藩政期より,「二俣越」と呼ばれ,金沢と越中を結ぶ重要なルートの1つだった。
・1960年10月15日:「一般県道金沢福光線」として認定。
・1972年3月31日:「主要地方道31号 金沢井波線」として認定。
・1982年6月:医王ダム建設にともなう道路付け替えにより,二俣トンネル開通。
・1984年10月:当時,金沢井波線に認定されていた浅野川の若松橋(金沢市)開通。
・1985年11月:金沢大学総合移転 金沢市若松・鈴見土地区画整備事業 着工。
・1993年:金沢大学が金沢城キャンパスから,角間キャンパスへ移転開始。
移転に伴い,金沢市旭町,若松(現・もりの里)地区から金沢大学付近の改良が漸次完了。
・2001年8月7日:都市計画道路「小立野鈴見線」(金沢市石引1丁目交差点〜小立野トンネル〜田井町交差点)開通。
これにより,
・起点を大学病院前交差点(金沢市石引1丁目)から,石引1丁目交差点に移動。
・現在の鈴見交差点を経由する経路に変更。(若松橋などを含む区間は,金沢市道に降格。)
・2003年3月:二俣バイパス開通。このころ,金沢市荒山町〜石川・富山県境の冬期閉鎖区間解消。
・2004年6月:金沢市角間町地内(金沢大学東側〜県道210号交点)の1.3kmが,対面2車線(片側1車線)化。
・2006年9月9日:金沢市角間町〜同市清水町(戸室大橋を含む区間)の1.0kmが,対面2車線(片側1車線)化。
同区間は荒天時通行止の規制がなされていたが,これにより解消。
・2008年3月:田島バイパス(金沢市田島町地内)開通。
・2008年4月1日: 津幡北バイパスなどの開通に伴う石川県内の国道指定区間変更に伴い,
金沢市田井町交差点〜鈴見交差点が,国道159号と重複。
・2011年4月23日: 金沢市二俣町〜荒山町(荒山大橋・荒山トンネルを含む区間)1.1km供用開始。
これにより,全線が 対面2車線(片側1車線)化。
最終更新日:2011年9月8日